犬のしつけの基本

褒めてしつける効果的な方法

犬が喜ぶご褒美とは?

人間の言葉が通じない犬に、「いい子」「よくできたね」と声をかけただけでは、
犬にはなんのことだかわかりません。

犬に「褒められている」と気づかせるためには、まず犬自身が
喜んでいるということを確認しなければいけません。

そこで活用したいのが、「ご褒美」です。

褒め言葉のあとに、毎回ご褒美を与えていると「褒め言葉=いいことが起きる」というパターンを覚え、
犬はやがて褒め言葉を聞くだけで喜ぶようになります。

フードだけがご褒美と思われがちですが、散歩に連れていくこと、
あなたとのスキンシップ、おもちゃで遊んであげることなど、その犬が喜ぶことなら何でもご褒美になります。

逆に一般に犬が喜ぶもの、例えばフードや撫でられることでも、
犬が喜んでいないならご褒美にはならないのです。

あなたの犬をよく観察して、ご褒美になるものを見つけておきましょう。

ご褒美がわからなければ、おもちゃなどを目の前に並べ、犬の反応を見てもいいでしょう。
きっと好きなものに飛びつくはずです。

あなたの犬は何が好き?

・フード
普段食べているドッグフードよりもおやつ用のチーズやジャッキーが良いでしょう。
「太るのでは」と心配になるかもしれませんが、朝夕のご飯の量を調整すれば、太る心配はありません。

・おもちゃ
犬はおもちゃで遊ぶことも大好きです。音の出るボールなどを与えたり、
飼い主が引っ張りっこをして遊んであげたりするのも、ご褒美の一つになります。

・スキンシップ
飼い主が言葉をかけたり、撫でたりしてあげることもご褒美になります。
特に留守がちで、普段あまり遊んであげられないなら、より効果的かもしれません。

・その他犬が喜ぶこと

散歩に出かけること、抱っこしてもらうこと、部屋を自由に走り回ること、
好きなだけにおいをかげること、好きなだけかじれること、人と触れ合うこと、
飼い主に注目してもらうこと、などなどです。

褒め言葉にパワーをつける

”パワーをつける”とは、褒め言葉あとには、
確実に犬が喜ぶこと、嬉しいことがあるようにすることです。

例えば「good!」言われただけで犬が喜ぶようにしておけば、
トイレの成功を褒めるときになど役立ちます。

使う言葉は「good!」「いい子」など、飼い主が言いやすくて、
犬が聞き取りやすそうな短い言葉なら何でもかまいません。

普段からその褒め言葉を一貫して使って、パワーをつけておきましょう。

まずは「good!」と褒め言葉を言いながら、ご褒美をあげることを何度も徹底して行います。
そうすると「good!」のあとには必ず「いいことが起こる」という条件づけになります。

また、犬がおもちゃで遊んでいるときや、
飼い主と一緒に遊んでいるときなどにも「good!」と声をかけると、
「褒め言葉=楽しいこと」の印象づけになります。

褒めてしつける

タイミングを逃さず褒める

犬を褒めるときは、「3秒ルール」が基本です。
なぜなら、犬は間があくと、どの行動に対して褒められたのかがわからなくなるからです。

例えば、犬がトイレをうまくできたことを褒めようと、キッチンにご褒美を取りに行って与えたとします。
しかし、それでは間があきすぎて犬はトイレをきちんとしたからご褒美がもらえたのだとわかりません。

トイレを成功したら、タイミングを逃さず褒めることが大切です。
そのためには、犬が排泄しているときはそばにいて、そっと様子を見守りましょう。

そして、おしっこがペットシーツにしみはじめたら「good!」などの褒め言葉をかけ、
排泄後に再び褒めながら、食べ物のご褒美を与えます。

トイレの成功が何回か続くと、飼い主がよくやりがちなのは、
「今日はあげないよ~」と手に何もご褒美を持たずに犬をからかうことです。

そうすると、犬はその場で排泄してもいいことなのかどうか、わかりづらくなってしまいます。
ご褒美は、トイレの成功が100%になるまでは、毎回しっかり与えることが大切です。

ただし、トイレを完全に覚えたら、ご褒美は徐々に減らしていき、最終的にはなくしていきます。
減らすときは、2回に1回、5回に1回あげないなど、少しずつランダムに減らしていきましょう。

トレーニング中には、ときどき「ボーナスご褒美」を出してあげましょう。
フードの量をいつもの10倍あげたり、散歩が好きな犬ならそのまま出かけてもいいです。

「おしっこしただけなのに、おやつをたくさんもらえた」→
「またここでしたら、もっといいことが起きるかな」と、犬に思わせるのです。

ご褒美にこうしたギャンブル性も取り入れれば、
犬もがぜんやる気になってトイレも覚えやすくなります。

また、フードのご褒美をなくしていきたいときも、ボーナスご褒美はいいきっかけになります。

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