犬のしつけの基本

ホールドスティールで犬の服従本能を強化

犬の服従本能を強化する訓練のホールドスティールについて説明します。
しっかり身につけ、愛犬との主従関係を築きましょう。

ホールドスティールとは、後ろから抱きかかえまマズル(鼻口部)をコントロールすることです。
最初に犬を横に座らせて、そのまま飼い主さんが後ろに回り、犬の背後から抱え込みます。

ホールドスティールの目的は、リーダーである飼い主に、
安心して体を任せられるようにし、服従本能を強化すること
です。

マウンティング同様、この行動は下位の者への支配性を意味しますので、
威嚇・攻撃してくる犬も権勢症候群の場合ありえます。

気をつけてください。そして、暴れる犬の場合は、絶対に離さないでください。

犬が落ち着くまで、何分でも何十分でも抱え込んでおいてください。
無言で犬を抱きしめ、落ち着くまで待ってください。

そして犬が落ち着いたら、犬のあらゆる先端を触ってください。耳、口吻、前足、爪など。

このホールドスティールの延長線上にあるのがいわゆるタッチングですね。
(タッチングとは、横向きに寝かせて、体の隅々まで触ることです。)

抵抗させないよう、口もとを持って上下左右動かしたり、まわしてみたりしてみてください。

それで抵抗しないようでしたら、口の中に手を入れて、
歯の中で一番大きい犬歯を触ってください。

犬にとって最高の武器である犬歯をコントロールすることは、上位の者のみにさせる行動です。

次に前足を持って伏せの状態にさせ、
飼い主さんも体重をかけながら犬に乗ってしまってください。

そして、犬の腰をくずさせて、横に寝させてください。
そこでタッチングをまた始めるのですが、
ここで犬の旨胸から陰部にかけて触っていってください。

犬タッチング

子犬などがよくお腹をみせたりしますが、これは服従行動のひとつです。
母犬に制裁を加えられたりするときも、この体勢をとります。

成犬になっても人間にお腹をみせる犬がいますが、これは服従本能の生まれつき強い犬です。

そしてだいぶ落ち着いたら、終了なのですが、
一気に解放するようなことはしないで下さい。

寝ている状態から伏せの状態にもっていき、次にスワレの状態、
そして飼い主さんが立って、「よし」でも「OK」でも
なんでも解放する意味の言葉をかけるまで座らせておいてください。

解放が終わったら、ここで終了です。
ホールドティール、タッチングは最低でも20分~30分かけて行ってください。

そのためには家に誰かいるとき、もしくは来客・電話を一切無視できる状態で行うことが大切です。
落ち着いた犬ですと、途中で眠ったりする犬もいます。

それくらい全身を自由に触らせるような犬になれば、
手入れも楽になり、爪を切ったり耳掃除をしたりすることが苦にならなくなってきます。

皮膚病などの病気の早期発見にもつながり、
愛犬が良好な健康状態を保てるようになるでしょう。

「ホールドスティール」、「マズルコントロール」はよくないと言われました・・・。

そういう人がいます。

確かに、この方法を反対する人もいるのですが、
これは、犬の服従本能に基づいているので、犬も苦ではありません。

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