散歩のしつけ

散歩中犬に引っ張られるのを直す

「犬との散布はあなたにとって楽しい時間ですか?それとも…」

さて、いかがでしょう。
愛すべき犬とのブラブラ気ままに歩きながら、街路樹の四季折々の変化を確かめたり、
公園で小さな自然を感じたり。

そんな時間が楽しくないはずがない、という気がしますが、
現実はそれほど甘くないようです。

よく見られるのがこのような光景です。

ピンと張ったリードの先で犬は我が物顔をして好き勝手な方向に動き回る。
飼い主はと見ると、犬に完全に主導権をとられリードで引きずられるままに右往左往。

大型犬なら、からだを後ろにそらせ、
かろうじて犬に引き回されるのを防御しているという光景もよく見かけます。

散歩中のほかの犬に出会おうものなら、猛烈な勢いで駆け寄るわが愛犬。
飼い主はなすすべもなくうろたえるばかりです。

これでは気ままどころか、犬との散歩は体力も神経もすり減らす苦行の趣。

「ああ、また散歩の時間か。今日はせめてよその犬と出会わないでくれないものかな。」
そんなため息が散歩前の”恒例行事”になっているという飼い主もいるかもしれません。

案外、少なくないのではないかと想像します。

そんな悩み深き飼い主のみなさんにとっておきの散歩を本来のかたち、
つまり、気ままで楽しい時間に変える方法をご紹介します。

散歩中犬に引っ張られる

キーワードは3つです。
「緩める」「さめる」「勝手にする」です。説明しましょう。

リードは絶対に張った状態にしないのが原則です。これが「緩める」です。
リードが張った状態は飼い主と犬が抵抗しあっている構図です。

人間もそうですが、緊張関係があると歩み寄ろうとせず、
さらに反目しあうというのが通常の心理というものです。

犬だってリードが張っていれば、さらに引っ張ろうとするのが自然の行動なのです。

そうはいっても、いつもいつも犬に引っ張られている飼い主には、
どうしたらリードが緩んだ状態になるのか考えつかないかもしれません。

方法はいたって簡単です。犬のほうに近づき、距離を詰めればいいのです。
張ったら近づいて緩める。これはきわめて重要なポイントです。

では、「さめる」にいきましょう。

こんなことはありませんか?
犬がよその犬のそばに近づこうとしたときなど、叱ったり、なだめたり、お願いしたり。

「そっちに行っちゃだめ!ほらほらこっちでしょ。もう、言うこと聞いてちょうだい」

飼い主と愛犬という親密な間柄だから、なんとかいって聞かせようというわけですが、
思いや気持ちをあらわにしてもまったく効果はありません。

犬に自覚を促すときに感情移入は最大の敵なのです。

犬をグッとにらみつけ、あれこれ感情を言葉にしてぶつけると、犬の頭は混乱します。
頭をクリアにするには脱・感情移入、
つまり、あくまで「さめた」態度で接することが基本となります。

「飼い主の感情コントロールなくして、従順な犬なし」。
これもしっかり胸に刻み込んでおきましょう。

さて、三番目のキーワードの「勝手にする」についてです。

散歩の光景には随所に、勝手にしている状況が見られます。
だれが勝手か…?犬です。

飼い主をしたがわせてあっちに引っ張り、こっちに連れまわし。
犬の身勝手さは目を覆うばかりです。

これはあきらかに主従転倒です。

飼い主は犬から勝手な行動を奪還する必要があります。
犬に先んじて飼い主が勝手にすることが大事になります。

これら方法は「リーダーウォーク」というものになります。
リーダーウォークの詳細は「リードを引っ張るのを直す」をご覧ください。

以上、3つのキーワードを踏まえて散歩に出かけると、こんなぐあいになるはずです。

犬がほかの犬に近づこうとしたり、あらぬ方向に行こうとしたら、
まず、犬に近づいてリードを緩め、犬が行動を起こす前に飼い主が勝手に方向転換する。

右に行こうとしたら左に、前に進もうとしたら後ろ向きに、
とにかく犬とは逆の方向にさっさと歩きだす。

そのとき一瞬、リードが張りますから、犬の首の部分が”カクン”となります。
もちろん、このときはさめた態度、素知らぬ顔が鉄則です。

飼い主はそっぽを向いているのに、どうも首のあたりがカクンと不快になる。
何度か犬にこの感覚を感じさせると、犬はクリアな頭で考えはじめます。

「どうも自分から勝手にあっちこっち歩き回っちゃいけないみたいだな。
飼い主について歩くほうが散歩も(不快なことが起きず)気分よくできるし」

そんなにうまくいくの?

懐疑的な人が多いかもしれません。しかし、犬は非常に順応性が高い動物なのです。
みずから体感し、自覚すれば、きわめて短時間でガラッと変わります。

今日の散歩から始めましょう!やるべきことはたった3つです。
もう一度、キーワードを思い起こし、行動のなかで実践しましょう。

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