その他しつけ

大きな音を怖がるときはどうする?

地震・雷・火事・親父…という言葉があるように、
雷がゴロゴロ鳴りだすと肝っ玉が縮み上がるという人がいます。

実際、耳をつんざくばかりの激しい雷鳴はかなり衝撃的。
聴覚がいい犬にもこれがからっきし苦手というタイプがいます。

音響恐怖症」といって、多くは遺伝的な要素が強く働いているようですが、
脅える対象は雷鳴のほか、花火の音、自動車が行き交う音などさまざまです。

私の知り合いの訓練士の話ですが、
その方が訓練をしていたシェパードにも銃声がダメというのがいました。

競技大会には銃声テストといって、運動会やマラソンのスタートで使うピストルの音を聴かせ、
動じないかどうかを見るものがあります。

銃声にビクついていてはいい成績は望めません。

そのシェパードは他の種目の成績はよかったため、銃声の克服は不可欠でした。

克服させるためには慣れさせる以外にありません。
銃声を小さいものから徐々に、大きくしていく方法をとりました。

3週間ほどかかりましたが、この克服作戦は成功して、
今では銃声がしても平常心を保てるようになっています。

家庭で音響恐怖症を克服させるには、CDなどを利用するのがいいと思います。

ペット産業はさすがにかゆいところまで手が届くようになっていて、
専用のCDなんかも発売されています。

犬 雷の音

それも雷の音、花火の音、交通量の激しい通りの音…というぐあいに
まことにバリエーション豊富なものです。

さらには、子供が生まれてくることに備えて赤ちゃんの泣き声といったものまでありました。

愛犬が脅える音のCDをチョイスして、ごく小さなボリュームから聴かせるようにします。
4~5日ほど観察して、大丈夫な様子なら少しボリュームを上げる。

こうして少しずつ大きな音を聴かせるようにすると、必ず音になれ恐怖症は克服できるはずです。

どこかのレベルで犬が脅えることがあっても、抱きしめてなだめるのはご法度です。

「怖かったの?ごめんね。大丈夫大丈夫、よしよし」

飼い主はなだめているつもりでも、これは犬の恐怖心をますます煽る行為でしかないのです。
ただでさえ脅えているのに、

「どうだ怖いだろう。ほら、もっと怖がれ。また音がするぞ」

と飼い主に煽られたのではたまりません。

脅えたら少しボリュームを下げて、そこからまた慣らしていくようにしましょう。
音を聴かせている間は、それとなく犬の様子を観察することです。

見つめたり、言葉をかけたりしてはいけません。

音にうまく慣れさせるには”いいこと”とセットにして音を聴かせるのがより効果的です。

例えば、音を聴かせながらエサを少し与えるとか、
ボールを投げてとってこさせる遊びをするとか。

いいこと、楽しいことを組み合わせることで、犬には気晴らしにもなるし、
音への馴致も早くなるのです。

音響恐怖症 克服

「あの音、すごく嫌だったけど、エサをもらえるし。
エサのほうに気持ちが向くから、結構、平気になっちゃった」

と感化させて、今までと逆の条件付けをしていく方法です。

アメとムチの使い分けは、なかなかの有効打なのです。

もちろん、音響恐怖症は犬にはなんの責任もないわけですから、
慣れるのが遅いからといって飼い主が”キレ”たりするのは筋違いです。

「三歩前進、二歩後退」くらいの気持ちの余裕で、
長い目で犬が音に慣れるのに付き合ってあげましょう。

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