その他しつけ

くわえたものを離さないとき

スリッパやタオルなど、本来は人間の持ち物にも犬は興味を示します。

それらをくわえて遊んでいるのを「玩具にして喜んでるんだから…」と見過ごすと、
犬は自分の所有物という感覚になります。

犬 スリッパくわえる

犬には自分のものを守ろうとする強い「監守本能」がありますから、
いったん自己所有物と認識したら、「もうそろそろ返して」などといっても、
断固、所有権を主張します。

無理に奪い取ろうとしようものなら、「ウゥ~!」と威嚇がはじまります。

犬 唸る

なんとか、「ウゥ~」なしにくわえた物を放させるようにしたい、
というのも飼い主の切実な願望の一つでしょう。

ここではその方法をご紹介します。

犬を立たせた状態で片手をお腹の下に置きます。

そして、もう一方の手の指(人差し指、または人差し指と中指の二本)を
犬の歯に当てるようにして口の中に入れます。

抵抗したり、指を噛んできたときは、腹部に当てた片手でキュッと犬の腹部を揉みます。
軽く抓るくらいの感じが力加減としてはころあいです。

指を入れるときに「もって」の言葉をかけ、犬が指を噛むでもなく、
放すでもなく、くわえている感覚をキープできたら、「よし」。

放させるときは「だせ」の言葉をかけると同時に指で犬の舌を軽く押します。

小型犬の場合は、お腹をキュッとやる代わりに頭の皮をもって
前に引っ張る方法でも構いません。

口を開かなかったり、噛んだり、くわえる力が弱かったりしたときは、
おなかのキュッか頭の皮を引っ張ることで対応しましょう。

この一連の動作を繰り返し行うことで、犬は飼い主の号令で物をくわえ、
その状態をキープし、放すことを学びます。

これは専門的な訓練でも取り入れている方法で、競技大会にもダンベルを投げ、
もってこさせて手もとで放させる。”持来(じらい)”という種目があります。

家庭犬のレベルでは、そこまでする必要はありませんから
「だせ」の号令でくわえた物を放すようになったら、
目標達成という意識でチャレンジしてください。

犬 だせ

「そこまでおりこうにならなくても、とにかく物をくわえないようにしたい」

ということなら、リードをつけ、
なにかをくわえたらリードを上に引いて首をしゃくるようにすると、出します。

この場合は、「だせ」という言葉はかけず、無言で犬のほうを見ないでやります。

くわえるたびにこれを繰り返せば、
それほど時間をかけることなく”くわえ癖”はなくなります。

また、犬には縄張り意識があります。

日々暮らしている家庭は自分の縄張り、領域ですから、
そこに侵入してこようとする相手は排除しようとします。

しかし、どんなときも、飼い主が縄張りのリーダーたる地位をしっかり築いていれば、
侵入者への対応もリーダーにまかせ、みずからでしゃばったマネはしません。

「なにがあってもリーダーが守ってくれるのだから、自分は安心していればいい」

と考えるからです。

例えば、「インターホンに吠え飛び出すのを解決」でも話しましたが、

インターホンにすぐさま反応して玄関先で吠えまくるのは、
主従関係が逆転していて、犬が、

「この縄張りはオレが守らなきゃいけない」

という意識になっている証拠なのです。
犬が安心できる縄張りというのは、飼い主がリーダーであることなのです。

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