その他しつけ

食事時間にそわそわする原因

私が相談を受けたケースにこのようなものがありました。

家族が食事をしている間は、ハウスで大人しく待っているのですが、
食事が終わって片付けをしていると、とたんにそわそわしはじめる。

食器をしまうために戸棚を開けると、もう我慢しきれなくなって、
「ワンワンワンワン…」と催促吠えがやまなくなる、というのです。

この家庭では家族の食事が終わり、片付けがすむと、犬の食事という流れが定着していました。
片付ける気配は犬にとって「さあ、いよいよごはんよ」というサインでもあったのです。

いわば、鼻先に人参をぶら下げられた馬の状況ですから、
そわそわするのも、催促吠えをするのもムベなるかなです。

しかも、この家庭では犬のいる位置からキッチンの全貌が見えるようになっていました。
いかにも犬の居場所が悪いです。

これでは片付けの様子が、その進歩状況までわかってしまいます。

例えば、ドッグフードをとりだす前には、決まって洗い物をした手を拭くという
お決まりの行動パターンがあれば、犬はそれを覚え込んでしまいます。

その結果、手を拭くという行動を見たら「次はボクのご飯だ。早くしてよ」となるのです。
一定の行動パターンは犬に見抜かれるのです。

ごはん催促

では、どうすればよいのか?

まずは、犬の居場所を変えましょう。
キッチンができるだけ見えないようにハウスを壁際などに移します。

それでもまだ、視界を遮られないようなら、ハウスに布をかけるという方法もあります。
とにかく、家族がどんな動きをしているか犬には見せないことがポイントです。

犬は記憶力のいい動物ですから、いつも同じ行動をとっていると、
次の行動を予測するようになります。

「手を拭いた→ボクのごはんの用意」というぐあいです。

そうした予測の余地を与えないためには、行動を視界から遮断するのが一番です。

食事の時間をばらばらに

そしてもう一つ、大切なのは食事時間を決めないことです。

飼い主はふつう、食事は規則的に毎日、一定の時間に与えるのが健康のためにも、
しつけとしても上等だ、と思っています。

確かに規則正しい食事は健康の源にもみえますが、
それは人間についていえること、犬もそうだということはありません。

それどころか、食事時間を決めてしまうと様々なまずいことが起こるのです。

例えば、犬を連れて遠出するときなど、
道路の込みぐあいなどによって食事時間がいつになるかわかりません。

犬は鋭い時間感覚をもっていますから、いつもの決まった食事時間がくれば
「もう、ごはんじゃないか。なにしてる、早くしてくれよ」と催促吠えがはじまります。

狭い車内で猛烈に吠えられたら、とんだトラブルの発生です。

犬の食事時間は、意識的に変えていきましょう。
これは食事に関する重要な方法です。

食事時間は不定

家族の食事が終わってすぐに出てくるときもあれば、
1時間も2時間もあとになることもある。

意外かもしれませんが、犬にはまったく予測がつかないようにするのが、
正しい食事のセオリー
なのです。

予測がつかなければ、犬がそわそわすることも、催促吠えすることもありません。

ひとり暮らしで犬を飼っている人などには、
「いけない、エサの時間過ぎちゃった。早く帰ってあげなきゃかわいそう」と

デートの間も気もそぞろなんて経験があるかもしれません。

犬の食事時間を決めてしまうと、
飼い主の楽しいプライベートタイムにも制約をもち込みかねないといったことにもなるのです。

フレックスタイム!断然、これです。

なお、犬の食事は家族の食事が終わってから、が原則です。

犬優先の食事時間を設定している家庭が少なくないかもしれませんが、これは間違いです。
犬を増長させることにしかなりません。

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