跳びつき癖のしつけ

跳びつき癖を直す方法

跳びつき癖を直すのは簡単?

多くの愛犬家の悩みの一つである「跳びつき癖」。

一体どうすれば止めさせることができるのでしょうか?
これから、具体的なしつけ方法を、順を追って説明していきます。

多くの愛犬家がそうであるように、
嬉しそうに跳びついてくる愛犬の姿を可愛らしく感じ、
思わず抱きかかえたり、褒めたり、おやつを与えてしまった経験があなたにもあるはずです。

しかし、あなたの取った、この行動には大きな落とし穴が潜んでいるのです!

あなたにとって「思わず抱きしめる」という行動は、
愛犬とのスキンシップであり、信頼関係を強くする行動だと考えているかもしれません。

しかし、犬はまったく違う認識をしています。
では、犬はこの時どういう認識をしているのでしょうか?

犬は、「出来事を結びつける能力」が非常に高いため、
自分がとった行動に対する直後のあなたの反応により、

「怒られる行動」、「褒められる行動」というような認識を持つようになります。

褒められていると

つまり、愛犬が跳びついた時に、あなたが喜び褒めることで、

「跳びつく」 = 「ご褒美/褒められる」と、認識してしまいます。

逆に、愛犬が跳びついた時に、あなたがそれを止めるよう指示する、
または相手にしなければ、

「跳びつく」=「してはいけない行動、しても喜ばれない行動」だと認識します。

「だめだめ」「わかったから落ちついてよ」「元気だなー」などと声をかけるのは、
犬にとっては、立派なごほうびです。

自分に注目し、かまってもらえたのですから、
繰り返していれば、飛びつきの行動はますます強化されていくでしょう。

これでは、「かまってほしいときには飛びつけ」と教えているのと同じです。

では、どうすれば犬が持つ「出来事を結びつける能力」を利用して、
「跳びつき癖」を治すことができるのでしょうか?

跳びつき癖を治すためには、愛犬家なら誰でも知っているような、
2つの単純な命令を確実にできるようにすることをお勧めします。

その命令とは、

・おすわり
・離れろ

たったこれだけです。

もし、すでに愛犬がこの2つの命令を確実に理解出来ているのであれば、
この2つの命令をどのように利用し「跳びつき癖」を止めさせるのかを学ぶだけです。

しかし、この2つの命令を曖昧にしかできない状態や、
まったくできない状態であれば、まず、この2つを確実にできるように愛犬に教え込んでください。

難しいことは一切行いませんので、愛犬とトレーニングを楽しんでくださいね。

「おすわり」「離れろ」の号令は、あなたが言いやすく
犬が分かりやすい言葉であれば、どんな言葉でもかまいません。
(例えば、「すわれ」「来るな!」など。)

ただし、一貫性を持ってしつけていきましょう。
一度決めた言葉は、途中で変えないようにしてください。

また、あなた以外の方が指示を与える場合も、同じ言葉を使うようにしてください。
命令に一貫性がなければ犬は混乱し、「しつけ」が成功しませんので注意してください。

「跳びつき癖」を止めさせるためには、犬の「相手にしてもらいたい」という
性質をうまく利用すれば良いわけで、そのためには、まずあなたの愛犬に、

「跳びついても相手にされない」

という認識を持たせることが必要になります。

この認識を植えつける方法はとても簡単で、
まずは「愛犬が跳びついてきても相手にしない」こと。

相手にしない

あなたが愛犬の相手をしなければ、しばらくすると落ち着きを取り戻して、
跳びついてくるのを止めます。

そこで、すかさず「おすわり」の命令を出します。

あなたのいう事を聞いて「おすわり」をした時点で、
思い切り褒めてあげるようにして下さい。

また、愛犬が「離れろ」の命令を理解できているなら、跳びついてきた時に、
厳しい口調で命令を出し、その場を一度立ち去るようにしてもかまいません。

そして、愛犬が落ち着いた頃を見はからって、「おすわり」をさせ、
褒めるようにしてください。

この練習を繰り返すことで、愛犬は驚くほどすぐに、
跳びついても相手にされない、

跳びつくよりも「おすわり」をしたほうが褒められる
ということを学ぶようになります。

しかし、人間にも色々な性格があるように、中には興奮しやすく、
なかなか落ち着きを取り戻さない犬も存在します。

その場合は、ペットボトルに水を入れ小さな穴を開けて、愛犬が跳びかかってきた時に、
「離れろ」の命令を出しながら、犬の鼻先めがけてその穴から水を噴射させてください。
ただし、極少量にして下さい。

また、空き缶の中にコインなどを入れたものを振り鳴らしてもかまいません。

すると、我に返り落ち着きを取り戻しますので、
すべての足が地面に接しているのを確認し、すかさず「おすわり」の命令をします。

愛犬が言う事を聞けば、いつものようにたっぷりと褒めてあげましょう。

このように、「跳びつき癖」を止めさせるためには、
何か特別な技術や道具が必要なわけでもなく、誰でも自宅で簡単にできるものなのです。

これは、「無駄吠え」「噛み癖」「トイレ」などの基本的なしつけをする場合でも同じです。

まずは「跳びつき癖」を確実に止めさせることで、
ぜひ、あなたにも簡単にしつけができるという事を実感してください。

・ポイント

この命令は、ソファやベッドの上など、来てはいけない場所に跳び乗ろうとした場合や、
小さい子供に跳びつこうとした場合にも、有効に使うことができます。

大事なことは、「何をすれば褒められるか」を、愛犬に理解させること。
それ以上でも、それ以下でもありません。

命令の言葉は、必ず同じ言葉を使い、あなただけでなく、
命令を出す人間全員が同じ言葉を使う「一貫性」を持つことを絶対に忘れないでください。

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