トイレのしつけ

トイレの失敗 叱るのはダメ!

人間不信になるような叱り方には注意

犬がなかなかトイレを覚えてくれないと、ついイライラして叱りたくなることもあるでしょう。
しかし、危険な叱り方をしてしまったために起こる事故もあとを絶ちません。

ここでは罰についてお話をしましょう。

犬に罰を与えるときに考えてほしいのは、その方法が犬の心身を、
そして人間の心身をともに危険にさらすものではないかということです。

犬のトイレを失敗したときに「コラッ!」「ダメでしょ!」などと大きな声で怒鳴ったとしても
犬に言葉は通じないので、なぜ飼い主が怒っているのかわかりません。

それどころか、飼い主の厳しい口調や表情が犬を怖がらせたり、
逆に攻撃的にさせてしまったりすることもあるのです。

犬に叱ろうとしたときに噛まれてしまう飼い主は意外に多いものです。
もちろん叩く、殴る、蹴るなどの体罰はもってのほかです。

「言うことを聞かなければあとで嫌なことをされるから仕方なく言うことを聞く…」という、
まるで”いじめっ子”と”いじめられっ子”のような関係では、
犬にとっても毎日が辛いものになるだけです。

犬 トイレ失敗

ご飯をくれたり、撫でてくれるやさしい手が、ときどき痛いことをするというのでは、
犬は何を信頼したらいいのかがわからなくなってしまいます。

人間だって大好きな人に毎日殴られたりすれば、信頼できなくなってくるのは言うまでもないでしょう。

犬の頭の上に手を出したとき、犬がビクっとしたり、
目をふせたりしばしばさせたりしているようなら、
あなたと犬との信頼関係に危険信号が出ているのかもしれません。

犬を怖がらせるような罰を与えていないか、見直してみましょう。

排泄と罰を結び付けてしまう犬も

例えば、犬が飼い主の見ている前でじゅうたんにおしっこをしてしまい、
飼い主は教えるつもりで、犬の鼻先をじゅうたんに押しつけて叱ったとします。

犬はこれで何を学んだかというと「おしっこをすることはよくないのかな?」ということなのです。
そうなると、必要以上に排泄を我慢して、病気の原因になってしまう可能性もあります。

あるいは「飼い主の前でしなければいいんだろう」、「ここでしていけないなら、別の場所でしよう」
と学んでしまうかもしれません。

ですからトイレを教えるときには、罰を与えるのは絶対にやめましょう。

不適切な叱り方を続けると

飼い主に罰を与えられた犬がとる行動は、大きく分けると以下の3つになります。

固まる
怖いことが過ぎ去るまで、じっと待っているタイプ。
やがて飼い主の命令でしか動けないロボットみたいな、無気力な犬になってしまいます。

逃げる
怖いと思ったらすぐに逃げます。自分も傷つきたくないし、相手も傷つけたくないタイプ。
いつもビクビクして、飼い主に近寄らなくことも。

攻撃する
恐怖を感じたら、まずうなり声を上げて威嚇します。
特に臆病なタイプの犬は、自分の身を守るために、飼い主に噛みついてしまうことも。

こんな叱り方はダメ!

・失敗したところに鼻先をこすりつけて叱る

従来からよくいわれる方法ですが、行動学的な根拠はまったくないものです。
犬には何のことだか、まったくちうたわりません。

こういう叱り方を続ければ、犬との信頼関係を損ねることになります。

・目を見つめて叱る

人間の赤ちゃんは目を見て叱るといいといわれますが、犬には絶対にやってはいけないことです。
犬はじっと見つめられると、威嚇されていると感じ、怖がったり、噛みついてくることもあるでしょう。

・週刊誌で床を叩く

犬がトイレを失敗したら、新聞紙や週刊誌などを丸めて床を叩き、
びっくりさせる方法はいまだに残っています。

これも犬にはうまく伝わりにくい行為です。
犬によってはその物に対して過度な恐怖反応を示すようになることもあります。

この叱り方の場合、飼い主がやったと分からないように、
犬に見えないようにすることがポイントなのです。

・仰向けにしておさえつける

犬がお腹を見せるのは、たしかに「ごめんなさい」の服従ポーズです。
しかし、前脚をつかまれて無理やり仰向けにさせるのではなく、犬が自ら見せるもの。

人が嫌がる犬を強引にひっくり返してもまったく無意味です。
逆に褒められていると勘違いさせてしまうこともあります。

・マズルをつかむ

犬にとって鼻先(マズル)はとても敏感な部分です。
絶対に傷つけないとわかっている相手だからこそ、触れさせることができる場所なのです。
悲鳴をあげるまでつかむなんて絶対やめましょう。

トイレ失敗叱る

その他にも「大騒ぎをする」と犬が勘違いをしてしまうので気をつけましょう。
「わあ!またしたの!」などと話すことで、犬にとっては「かまってくれた」「褒められた」と
勘違いして喜んでいる場合もあります。

犬がトイレを失敗しても無視をして、知らん顔で片付けましょう。

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